2023年 11月 10日
ホンマにリンゴや洋梨のような香り!
2023年 11月 05日
「月刊スミコとトモコ 11月号」募集開始しました!〆切11月15日
2023年 11月 04日
京都伏見・松山酒造「十石 純米吟醸しぼりたて生」素敵な船出をしてくれてます。
11/3.6.13.19.20.23.27
【定休日】月曜祝日
【臨時休業日】11/19(日)

ホンマにありがとうございます。
期待されてる感があります。
「どんな酒なんだろう?」
そりゃそうですわ、蔵のオフィシャルとしては初の生酒ですから。
「十石」というお酒、オール京都なんです。
京都の米・京都の酵母・京都の水。
見事な程にオール京都。
「十石」そのものの味わいは、【穏やかなはんなりさ】があります。
香り系ではありません。華やかすぎではありませんが、優しく凛とした華やかさを持ってます。
ひと口飲んでめちゃくちゃスゲーインパクトがある濃醇タイプでもなく、ひと口で目が覚めるくらいのシュワシュワ感があるわけでもなく、目指したのは【京都の食中酒】。
華やかで甘さがあって微炭酸を感じる酒が今ぶっちゃけトレンドって言われるカテゴリー。
確かにコレはひと口で笑顔になってしまう魔力を持ってます。
インパクトがあるのです。
ただ、杯を進めていく中で「何かアテを食べながら楽しむ」というカテゴリーになると、華やかさはペースが落ちるし、濃すぎてもしんどくなるし、微炭酸系は変化の幅が大きいし(それを楽しむという方法もある)、甘さがあって微炭酸を感じる酒は、微炭酸が消えて無くなるとキレが弱くなって甘さが増す傾向があるので、【食に寄り添う】というカテゴリーとは違ったジャンルになると私は思ってます。
じゃあ香り穏やかで、軽快スイスイ系なタイプがベストかというとそうでもなくて、やっぱり程よい「酒としての主張」をしてくれる事で、口の中で食と酒がひとつになった時のトキメキはやはり派手さがないところでの至福を感じるのであります。

みんながみんな「華やかで甘さがあって微炭酸を感じる酒」みたいなトレンド系になる必要はなく、もっと言うならば、「華やかで甘さがあって微炭酸を感じる酒」があるからこそ「十石」のようなタイプが重宝され、存在感を増すのであります。
料理でもアレですよ、濃い料理は旨いのです。
ひと口で「旨い!」となるんですよ。
でもたくさんの量を食べれるかというと、やっぱり途中からしんどくなってきて、ギブアップって事もある。
料理も酒も同じなんですよねー。
人の好みはいろいろですからそれに対してどうのこうの言う事もありませんが、「酒にもそれぞれ目指す立ち位置があって、その目指す世界の中で喜ばれる酒になれればいい」のであります。
大手メーカー「月桂冠」で醸造責任者を務めていた高垣さんが「十石」松山酒造さんに移籍し、とんでもない小仕込みで酒を造る。
せっかく造るのだったらと、十石ブランドで目指す方向性を決め、それに向けて突っ走る。
その、十石ブランドが目指す方向性というのが「食中酒」なのであります。
そのジャンルでバシッと存在感を発揮させ、食と「十石」がコラボすることで飲み手さんが昇天してしまう酒を目指し、今年2023年3月に新しい船出を果たしたのであります。
そんな蔵が初リリースした「生酒」、11月1日解禁後、本当にたくさんの方に手にして頂いております。
嬉しいっす。
今回初リリースとなった「十石生」は、これから小仕込みにて継続して造られます。
【仕込みタンク違い】でリリースされていきますので(ロット番号あるけどほとんどの人知らんので、興味ある人お教えいたします)、末永いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします!
ファーストロット分、オンラインショップにアップしております
→ https://kadoya-sake.ocnk.net/product/2780
京都伏見・松山酒造さんの「十石(じっこく)」、どうぞよろしくお願いいたします!
2023年 11月 04日