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2024年1月8日、「磐城壽」鈴木酒造店の鈴木大介氏より電話がありました。

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2024年1月8日、「磐城壽」鈴木酒造店の鈴木大介氏より電話がありました。


「相談がある」と。


ワタクシ、「磐城壽」鈴木大介氏と同い年です。
彼が昔、奈良県にある「梅乃宿」醸造元の梅乃宿酒造さんで修行している時に初めて会って、それからずっとご縁を頂いております。
そして彼の事を無条件に信頼しております。

だから「相談がある」と言われたら、基本的にはその相談内容を聞く前に無条件で引き受けるつもりでおります。



鈴木大介氏からの電話、どんな内容だったか結論から言いますと、こういう内容でした。



「能登に行ってきた。自分に出来る事をやろうと思う。どう思う?



彼の行動力には頭が下がります。


2018年6月18日に、ウチの店がある大阪府茨木市で経験したことのない地震がありました。
ウチの店も被害はちょっとだけでしたが、酒が300本ほど割れてしまい、とにかく焦りました。

その日、「磐城壽」鈴木大介氏は、偶然大阪にいた。
そして、大阪で最も「磐城壽」をアツく発信してくれている飲食店「堂島雪花菜」の間瀬さんとバイクに乗ってウチにお見舞いに来てくれました。


鈴木大介氏は2011年の東日本大震災で蔵を津波で流され、原発の影響で浪江に戻る事が出来ず、とにかく人として経験しなくても良かったであろう多大なる経験をしてしまったにも関わらず福島県を背負って前を向いて今もなお進み続けている男。

そして、自分も経験してしまったことだからこそ、「今できる事は何なのか?」を考え、行動に移そうとしています。




彼から届いた「自分に出来る事」の内容を一部を皆さんにお伝えさせてください。



この度発生した能登半島の地震を受け、知人である「奥能登の白菊」醸造元・白藤酒造さんに物資とお見舞いを手渡しに、1月4日に輪島市に行って参りました。

市内の被害状況は報道以上。
道路崩落・亀裂・土砂流入で寸断箇所多数。
給排水・電気・交通の基本的な生活インフラ復旧までかなりの時間を要する事を覚悟しなければならない厳しい状況であると感じました。

特に珠洲市・輪島市については【東日本大震災超の局所的な地震被害】でありました。

この状況が長引けば、辛い立場に置かれた現地の方々の気持ちが挫け、人口流出によって能登の豊かな文化が失われてしまうのではないかと危惧しているところです。

原発事故で故郷を奪われ。あてもなく車を走らせた当時の苦い心情や、未だ復興途上である浪江町と重なり、少しでもこれを回避できる一助になればと、通常3月11日に販売開始をしていた酒「甦る」の販売を前倒しし、打ち上げの一部を珠洲市と輪島市の両自治体に寄付し、少しでも早い復旧に充てて頂きたいと考えております。






この「甦る」というお酒は、東日本大震災で被災し、山形県へ避難してきた福島の人達と共に形にしてきたお酒です。

「一滴の水・一粒の米が酒になるように、思いやりと心意気の和は限りなく」をコンセプトに作られています。
ラベルには人と人が手を繋ぎ、大きな輪となってます。

こんな時こそ手を繋ぎ、少しでも早くみんなが笑顔になれますように。




多大なる経験をしてしまった鈴木酒造店だからこそ出来る事は何かを考えた。
そしてここは了解を得る形とはなりますが、【売り上げの一部を寄付する】というのは今回については蔵元だけでなく、売り手である酒屋、そして飲み手の方々にも賛同を頂けるなら一部義援金としてご了承頂きたく、今回発売の「甦る」については少しだけ販売価格をプラスされている形となります。



「甦る」一升瓶につき300円(720mlはその半分)を珠洲市と輪島市の自治体に蔵元さんより寄付となります。

また、こちらは当店の独断となりますが、更に当店より一升瓶1本あたり、300円を鈴木酒造店さんに託し、一緒に寄付していただこうと思っております。


つまり、一升瓶1本あたり600円を寄付させていただこうと思っております。



こういう事についてはいろんな意見があると思います。
あって当然です。
でもみんな、「自分に出来る事って何だろう?」と考えたひとつの結果が今回の形です。

もし賛同してくださる方がいらっしゃるならご協力ください。


当店は鈴木酒造店さんに「甦る」のお酒を一升瓶と720ml合わせて180本の注文を入れました
仕入れるお酒が売れようが売れまいが、当店からは一升瓶1本あたり300円(720mlはその半分)を寄付させていただこうと思っております。


(皆さんのおかげであれから何度か追加発注し、1/20現在で一升瓶と720ml合わせて246本仕入れすることができました。)




みんなが、「私には何ができるんだろう」って考えているはず。

そんな時、東日本大震災で多大なる経験をしてしまった蔵元・鈴木酒造店の鈴木大介が現地に行った経験から決めた事。
そして私が信頼するひとりの男が決めた支援の方法なんだから、悪いけど俺は大いに賛同する。

彼は酒を造っているから酒を通じて酒屋・飲み手の皆さんと何かできないか考えたひとつの答えがこれだったんだと思う。
もっというなら、彼は既に個人的にいろんな経験をしてしまったからこそ被災してしまった人達の気持ちが分かる男。
そういうことだと私は思ってます。


※「甦る」のお酒は今期新酒分を含め、蔵が貯蔵熟成させているお酒から出荷されます。
ヴィンテージについては選択できませんのでその点ご理解ください

※義援金送金先は現段階では珠洲市役所と輪島市役所ですが、今後の状況により送金先を拡大する可能性があります事ご理解ください。

オンラインショップのほうにアップいたしました。


by kadoyasake2 | 2024-01-20 17:44