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「仙禽かぶとむしフェス」途中経過

★当店詳細★
かどや酒店 茨木市蔵垣内3-18-16 072-625-0787 http://kadoyasake.com
10:30頃~18:00頃 月祝定休 店舗の信号向い側に1台分の駐車スペースあり
★現在参加者募集中のイベント★ →http://kadoyasake.com/menu
現在はイベント開催予定はございません。

4/22~無期限
【平日営業時間】13:00~18:00
【土日営業時間】10:30~18:00
新型コロナウイルス拡散防止策で営業時間変更となっております

7/1~ レジ袋有料化 是非とも袋をお持ちください。袋代もったいないので。

★実店舗休業日★

6/・8・15・22・29→月曜祝日なので定休日です

6/2(火)は臨時休業します。



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5月30日と31日の2日間は「仙禽かぶとむしフェス」。


当店に現在まあまあの数のカブトムシが冷蔵庫という名の虫かごの中にじっと皆さんと会える事を楽しみにしている連中がいます。


全部オスやけどね!


10時半からスタートした企画「大人の昆虫採集~仙禽かぶとむしを捕獲せよ!~」は、16時現在で約50匹以上のかぶとむしが素敵な大人達の手によって無事捕獲され、ご自宅まで連れて帰ってくれております。


今日はそこら中で「仙禽かぶとむし」を爽快に飲まれる方が多いんでしょうね~。


しかし、しかしですよ。
これは途中経過。

30日の閉店まであと少し。
そして、ファイナルである明日31日(日)で、どれだけのかぶとむしが素敵な大人達の手によって捕獲されるのか!


ただ、ひとつ残念な事が・・・


誰一人として、麦わら帽子をかぶり、白のランニングシャツにベージュの短パンスタイルに昆虫網・虫かごを手にして酒屋に来てくれる超ファンキーな大人が全く存在しない!


俺は急遽「かぶとむしフェス」を開催するぞ!と決めた時からこんなお茶目でファンキーなお客さんが来てくれたら一緒に写真撮ってもらってかどや酒店のInstagramにアップしようと心に誓っているのに・・


みんな!大丈夫だ!

今日は無理でも明日があるぞ!
最終日である31日があるぞ!

ウチが求めるコスプレスタイルで「仙禽かぶとむし」をゲットできるぞ!

「麦わら帽子をかぶり、白のランニングシャツにベージュの短パンスタイルに昆虫網・虫かご持参」おじさんが万が一来店してくれて見事「仙禽かぶとむし」をゲットしてくれても、もしかしたら完全にスルーするかもしれんけどな!



こんなしょうもないブログを書いている間にも2匹のかぶとむしが捕獲されていた。
そして今、病み上がりスタッフ「すみこ」が再び冷蔵庫という虫かごの中に元気いっぱいの「仙禽かぶとむし」を投入しているではないか!


在庫を聞くと「最後のかぶとむしやで」と。


おい!

みんな大丈夫か!

ラストかぶとむしがとうとう冷蔵庫という名の虫かごの中に投入されたらしいぞ!


まだ続く「仙禽かぶとむしフェス」楽しもうぜ!

仙禽蔵元・薄井一樹氏のひげ(彼はどうやってあんな形に毎日毎日整えてるんや?彼がだんだん腹話術の人形に見えてきたぞ!)を全剃りしてやるくらいにかぶとむしを捕獲せよ!



そして、あえてさりげなく発売開始しているコイツ


「仙禽かぶとむしフェス」途中経過_d0367608_12370158.jpg


実は、特に何も言うてないのに、仙禽かぶとむしと一緒に発売になったばかりの夏酒「光栄菊白月」を置いていた冷蔵庫の中がすっからかんになっているではないか!これも現在、病み上がりスタッフ「すみこ」補充中。



みんな!知らんぞ!


無くなってもしらんぞ!(たぶんそんなことはないと思うけど、ペースはやたらと早い。1800mlがまもなく完売)


さあ!毎日を楽しめ!

楽しく酒を飲もうぜ!


私が好きな焼酎の造り手が「重く造って軽く売る」という名言を発している。
自分なりの造りに対するこだわりや思いを存分に焼酎造りに捧げ、あとはちょっとPOPな感じでいろんな飲み方を提案する。

芋焼酎だからお湯割りでのまないといけないとか、それを一切押しつけない。
これをこうやったら面白くなるんじゃない?

誰もやってないけど、これとこれをこうしたら、ちゃんとこうなるんですよ、とか。
で、全部筋が通ってて、人を納得させる落としどころをしっかり持ってる。


「重く造って軽く売る」


いいねーこの言葉。


「伝え方が軽い」と、時々そう言われることがあります。
「もっともっと造り手のアツき思いを伝えないと」と言われる時もあります。


伝えてます。伝えまくってます。
でも、ちょっとそればかりだと重くなるんですよねー。


造り手がバシッと重く造ったものを重く伝えると、重すぎる。

重く造ったものは、出来上がったそこまで。
それから以降は、自由に飲んでもいいじゃない。
伝え方だって、自由に軽く伝えたっていいじゃない。
いざという時に我々酒屋は、ドラえもんの四次元ポケットのように、【とっておきの引き出し】はいつでも持ってるんだから。

だから普段は当店は軽く伝えます。
「かぶとむしフェス」とか適当な事言うてるけど、別にそれでエエやんとも思う。


面白がってくれる人がいてくれて、それがもしきっかけになって「あの酒屋に行ってみようかな」となってくれて、「あのアホな酒屋が言うてたこの酒、飲んでみようかな」って思ってくれて、その酒が「めっちゃおいしいやん~~!!」ってなってくれたら、ウチはもうそれでOK。


人に何を言われようと、ウチがご縁を頂いている蔵元さんの酒は、もうね、サイコーなんですよ。

「この造り手さん、めちゃオモロいやん」「そんなオモロい造り手さんが世に出してくれた酒、めちゃオモロくて旨いやん!」っていう蔵元さんの酒のみをウチは酒屋で売ってます。発信してます。
もうね、ここまで来たら銘柄云々かんぬんとか、そういうのももう超えてしまってるかな。


町の本屋があるとしましょう。

その本屋の店主さんが、自分が好きな作家さんの本以外は一切置いてない。
で、その作家さんの事を聞かれると、店主がその作家さんの事が大好きなもんやから、もう伝えたくて伝えたくて仕方がない。
また、好きな作家さんの本以外は置いてないから、もう店主さんにとっては超パラダイス。
更に、店主が好きな作家さんの本を好きな方が来店してくれたら、もう話は盛り上がる盛り上がる(笑)
もしその作家さんの事を知らない方が来店してくれても、確実に「こっちのオモロい世界」に引き込まれてしまうくらいの吸引力で引きつけてやる!みたいな。

・・そんな感じですウチも。


嗜好品だから好みはあるでしょうけど、それを超えたところで私はありがたいことに時代遅れの酒屋をさせてもらってて、そんなことが結構ありがたい。


造り手が全てにおいて愛情かけすぎの、重い重い酒を、酒屋というフィルターを通して伝えていく。
それも「重く」ではなく「軽く」。


全ては「オモロいかどうか」。


もう疲れてきたからもうやめときます。


明日はかぶとむし捕獲企画最終日。
10時半から18時まで。
よろしく。





最後まで読んだら、次はコチラ。


かどやスタッフ「すみこブログ」→ https://kadoyasumi.exblog.jp/
かどやスタッフ「タマキブログ」→ http://blog.livedoor.jp/zunow_quark



by kadoyasake2 | 2020-05-30 16:39 | 日本酒