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西郷隆盛や大久保利通らも飲んでいたであろう明治時代の造りを再現した芋焼酎「維新ノ一滴」

★当店詳細★
かどや酒店 茨木市蔵垣内3-18-16 072-625-0787 http://kadoyasake.com
10:30~19:00(火~金)10:30~18:00(土日) 月祝定休 店舗の信号向い側に1台分の駐車スペースあり
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12日は祝日ですが定休日です。


西郷隆盛や大久保利通らも飲んでいたであろう明治時代の造りを再現した芋焼酎「維新ノ一滴」_d0367608_10302350.jpg
いつもありがとうございます。かどや酒店です。

今回は、明治維新の頃に造られていた芋焼酎を文献を通じて復活させた、もしかしたら西郷隆盛や大久保利通らも飲んでいたであろう味を再現した芋焼酎のご案内でございます。




「維新ノ一滴」と名付けられた芋焼酎。
鹿児島県霧島市にある国分酒造さんにて造られました。


国分酒造の杜氏である安田さんが、ある時明治時代の焼酎造りの文献を見つけるのです。
そして、安田さんはふと思いました。


現代の焼酎造りを更にきわめていくには、現代の焼酎造りの原点を知る必要があるのではないだろうか?
この造りを知った上で、今の焼酎造りと向き合ってみる事が今まで以上に出来るかもしれない。

また、焼酎造りの原点である明治時代の造りを継承している者は誰もいない。
それなら私がまず学び、それを次世代に繋いでいく事をすることが私の役目だ。

と、安田さんは思ったそうです。


それから安田さんの奮闘がスタート!

国分酒造さんは業界では中堅蔵。
小さな仕込みをすることが出来ません。

でも明治時代の造りって、とても小さかったはず。
もっというと、当時はそれぞれの家で芋焼酎が造られていたそうです。
家庭で作っていたくらいだから、造られていた量も多くはない。

それに、焼酎を造る際に必要な蒸留器も家庭で自作して造っていた。
蒸留器の規模も小さい。

さっきも言ったとおり、国分酒造に小さな仕込みは出来ません。
でもひとつだけあったのです!


過去に1度だけ使用された、小さな小さな蒸留器がありました!

よし、これを当時の「ツブロ式」と呼ばれていた蒸留器に改造しよう!

安田さんは「やる」と決めたらも止まりません(笑)
そして杜氏の安田さんの思いを、蔵主である笹山さんもそれを後ろから応援!

「安田さんがやることだから」と、笹山さんの懐のデカさは素敵すぎます!


蒸留器も改造し、小さな小さなタンクも調達。
そこから文献を通じて、昔の芋焼酎造りの再現です。

芋焼酎のもろみの攪拌も手で。
「水もと仕込み」「生もと仕込み」と呼ばれるスタイルで造ります。


明治時代の焼酎造りを再現している時の安田さんって、きっと頭の中には「焼酎造りの原点を学ぶ」とか「明治時代の芋焼酎造りの再現」とかそういうのはあったんだと思うんですけど、私の想像ですよ。西郷隆盛や大久保利通らもきっとこの焼酎を飲んでたんだろうなーとか、その頃にいろんな家で、どぶろく的に造られてた芋焼酎ってこんなんやったんだろうなーとか、そんな事ばかり想像しながら造ってたと思うんですよねー。

もうここまできたら「男のロマン」ですよ「男のロマン」!!!


ここで皆さんに、「維新ノ一滴」のラベルに記載されている一部を公開。






幕末の頃、薩摩の芋焼酎は各家庭で造られていた。
味噌・醤油と同じ、黄麹で仕込んだもろみを、
「ツブロ釜」で蒸留。

維新の志士「精忠組」の面々が酌み交わした
芋焼酎の原型を、今ここに再現した。




これは杜氏の安田さんが書かれました。
ここに「精忠組」とありますが、このメンバーにはまさしく西郷隆盛や大久保利通達の名前もあるのです。



皆さん、造り手・安田さんの凄まじい思いを体験してみてください。
そして、何度も言いますが、西郷隆盛や大久保利通らも飲んだであろう味わいを、今の現代に味わえるロマンを味わってみてください。


ちょうど今、大河ドラマがまさしく西郷隆盛。

このドラマの中でも彼らが酒を酌み交わしているシーンが何度も出てきます。

こんなシーンを見ると、私は、安田さんが造った「維新ノ一滴」を思い出すんです。

あ~、安田さんが今再現してくれたこの焼酎を、彼らは飲んでるんだろうな~って。

男のロマン!!
究極の男のロマンです。


ここまできたら、味が好みとか云々かんぬん、関係ありません!

明治維新に関わった人達、そしてその時代を生き抜いてきた人達が1日の疲れを癒やす為に自分たちで造っていた焼酎の味わいってこんなんだったんだ!
それを本気で体験してみてください。

この焼酎を飲みながら西郷隆盛の本を読んだり、大河ドラマを見てみるのもいいかもしれませんね!


それと最後に。

瓶には、「製品番号」が打たれてます。
その番号は全て、「手書き」。

じゃあ誰がこの番号を手書きで書いているかというと・・



杜氏の安田さんなんです!!!



この焼酎を手にしてくれる時があれば是非製品番号を見てください。
安田さんが1つ1つ手書きしてくれてますよ~~~!


この前、国分酒造さんに行った時、安田さんが言うてました。

「アレ書くの、なかなかしんどいんだよ」って(笑)










安田さんの男のロマンストーリー、最後までお読みいただきましてありがとうございます!







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by kadoyasake2 | 2018-02-23 10:31